エイジレスに輝いて生きていく

アラフォーシングル美しく年を重ねるを目指して

大人になったら

若いころは漠然と

「大人になったら、悩みもなくて精神的に自立した人間になるのだろう」

と思っていた。

 

これは大きな間違い。

大人になるにつれ、複雑な悩みが生じてくるし、自分だけではない悩みでどうしようもないことも多くなる。

それでも生きていかなくちゃならない。

 

若いころにたくさん悩んだ結果、乗り越えてきたものが自分の財産として、歳を重ねた自分が生きやすいよう知恵を授けてくれる。

 

だけど、どうしても寂しい自分はいる。

 

若いころは漠然と「生きていくのがつらい。死にたい」と短絡的に直結させていたが、大人になるとなぜ?と深堀出来るよう、自分に向き合ってあげる事が出来るようになっているように思う。

 

生きていると楽しいこともこの先きっとあると思うし、幸せなこともあると思う。このことはわかっているのだ。

 

仕事を始めたばかりのころに、同期で入職した可愛い同僚のことをよく思い出す。

 

よく恋愛のことを相談されていた。

その子が自殺したのは職場が離れてしまい、疎遠になっていたころ。

私が結婚するときに招待したいとほかの友達に相談したときだ。

 

「○○は、来れないと思う」と言われた。その時、彼女が少し前に自殺したことを知った。

彼氏とケンカした後だったとのことだ。

 

彼女は遠方に居る両親をとても悲しませただろうと思った。一人娘だった。

 

身近だった人間が自殺するのは初めてだった。ショックだった。

 

だけど、どうも現実味がなくて、まだどこかにいるんじゃないかという錯覚も抜けなかった。自分の事ではないとき、人は「まだ若いのに、なんで。これから先、きっと楽しいこともあったはず」という気持ちになる。

でも、当人はそれを乗り越える力がもうないのかもしれない。

 

人生に疲れた時、彼女のことを思い出す。

彼女の気持ちも、私の気持ちも、両方。

 

やっぱり生きていてほしかった。

どこかで生きていて笑っていて、時々同期で集まって近況報告して。

私が離婚したことも話したかった。彼女ならきっと親身になって聞いてくれただろう。

 

なんにも力になってあげられなくてごめんね。

若いままの姿で思い出の中で笑う、かつての友人に向け申し訳なく思う。

若くして命を絶った彼女。

 

天国で見てるかもしれない、彼女に笑われないよう

生きていかなくちゃ。